オミクロン株の流行で海外旅行はおろか、日本に入国することも難しいような状況がほんの少し前までの状況でしたよね。
そんな状況だったのが、3月1日により劇的に変更します!
海外渡航から日本に再入国すると、今までだと当然のように自宅などでの隔離が必要という感じで、この隔離が海外旅行の大きな壁になっていました。
それが、自主隔離期間がほんの3日間になったり、待機免除になったりと超朗報なんです。
さらにもう一つの難問だった、空港から自宅までの公共交通機関の利用も可能になったりと、一気に海外を旅行するハードルが低くなります。
気になる2022年3月1日から実施される入国制限の緩和措置について、まとめました。
海外渡航の原則
待機免除という言葉から、3月1日から海外旅行が自由に行けるように勘違いする方もいるかも知れませんが、残念ながらまだ自由とまではいかないんです。
海外渡航の原則として、国は変異株が流行をしているような地域への短期間渡航をやめるように強く要請をしています。
また、すべての国から日本へ再入国する際には、渡航先出国前72時間以内に受けた新型コロナウイルスの陰性証明書が必要になっています。
陰性証明書がなければ、基本帰りの飛行機に乗せてくれません。
また、再入国後の自主隔離期間は7日間というのが原則なんです。
以前は自主隔離期間が14日間だったので、これでもずいぶんと緩和されたんですが。
自主隔離期間の考え方ですが、日本到着日の翌日が1日目となりますので注意です。
つまり7日間の自主隔離期間は、日本到着から7泊必要で、ホテルに宿泊する場合は7泊8日の隔離旅行とでも考えてください。自宅の場合は7泊8日の引きこもりw
このようにまだまだ海外旅行に行っても、わずらわしい手続きは必要ですし、新型コロナウィルスの感染状況によっては、この原則に急に戻ることも考えられます。
極端にいえば、海外旅行中に急にルールが変更することもあるので、そのリスクは頭に入れておきましょう。
2022年3月1日から予定されている入国緩和制限
海外渡航の大原則を維持しながら、2022年3月1日から入国制限が緩和されることになります。
入国制限の緩和されるかどうかは、次の2つの事実によって左右されます。
- 出発国がオミクロン株に対する指定国・地域か否か
- ワクチンの3回目接種の有無
帰国する際の出発国がオミクロン株に対する指定国で、ワクチンの3回目接種をしていなければ入国制限が厳しく、
逆に出発国がオミクロン株に対する指定国以外で、ワクチンの3回目接種をしていれば入国制限が最も緩和され、待機免除ということになります。
具体的な入国制限の緩和は以下のように分類されます。
まず記事の初めの海外渡航の原則でも紹介したように、渡航先出国前72時間以内に受けた新型コロナウイルスの陰性証明書が必要なんですが、これでOKではなく、日本帰国後の検疫でも検査を受けることになります。
この検査結果が出るまで成田、羽田、関空の3空港では検査結果の時短対応が取られていますが、それでも検査結果がでるまで空港内で待機になります。
入国後、以前のようにサクッと次へ向かうというわけにはいきませんので、タイトなスケジュールはダメですね。
空港での検査などまだまだ大変な面はありますが、入国制限緩和によって具体的に待機期間がどのようになるかを以下で説明します。
1.指定国・地域からの帰国者で3回目のワクチン未接種の場合
この場合は、検疫所が確保する宿泊施設で3日間待機をすることになります。その後、宿泊施設で受けた検査結果が陰性であれば待機措置解除されまして、その後の自宅待機も求められません。
一見、待機3日で良いのかと感じるかもしれませんが、決められた宿泊施設で隔離される強制的なもので厳しい措置なんです。
2.指定国・地域からの帰国者で3回目のワクチン接種済みの場合
この場合は、原則は7日間の自宅待機です。7日間の待機となると逆に厳しい印象を持つかもしれませんが、強制ではなく自主的な隔離なので制限が緩いといえます。
なお、入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば待機措置が解除されて、自由の身となります。
なお、自宅待機といっても、必ずしも自宅でなく自分で予約したホテルでも構いません。
まあ、家族などがいる方は、その方が安心ですよね?
ただ、どんなホテルでも良いわけではなく、トイレやお風呂などが共同となっている施設は対象外になります。
費用を節約してゲストハウスやカプセルホテル、西成のドヤ街に宿泊するのはルール違反っす(笑)
3.指定国・地域以外からの帰国者で3回目のワクチン未接種の場合
この場合は、原則は7日間の自宅待機です。
ただし入国後3日目以降に自主的に受けた検査の結果が陰性であれば待機措置が解除されて、自由の身となります。
ようするに、2の指定国からの帰国者でワクチン3回目接種者と同じということですね。
4.指定国・地域以外からの帰国者で3回目のワクチン接種済みの場合
ここですね、今回の入国制限緩和の目玉になるところで、待機が免除となるんです!
ただ、この場合も空港検疫の検査結果が陰性であることが大前提なんで、旅行中はコロナに感染しないよう十分に注意することは必要でしょう。
渡航先の検査で陽性になると、帰りの飛行機も乗れず現地で隔離されるなんてこともありえますし。
なお、オミクロン株に対する指定国や地域は随時変わっていくものなので、このページではあえて紹介をしません。
ご自身で外務省海外安全ページを確認の上、旅行をするかどうかを決めていただくのが良いでしょう。
参考までに、2022年2月24日時点で日本人が良く旅行をする場所だと、近隣のアジアでも韓国、インドネシア、シンガポールなんかが指定国になっています。
2月24日時点の指定国一覧のリンクはこちら。
公共交通機関の利用
今回の入国制限の注目点のもう一つが公共交通機関の利用ですよね!
日本の場合は空港から自宅まで遠いという人の方がむしろ普通で、しかも特別にハイヤーなどを手配するとなるとかなりの出費になりますからね(*_*)
また基幹国際空港以外ですと、その費用をとても個人で負担するのは大変すぎますよね!
ただし、すべての帰国者が公共交通機関を利用しても良いわけではなく、上記2と3に該当する方だけで1に該当する方は引き続き公共交通機関を利用できません。
つまり、オミクロン指定国・地域からの帰国者で3回目のワクチン未接種の場合は公共交通機関の利用が不可で、
オミクロン指定国・地域からの帰国者でも3回目のワクチンを接種していればOKということですね。
また、オミクロン指定国・地域以外からの帰国者であれば、ワクチン未接種でも良いわけです。
4のオミクロン指定国・地域以外からの帰国者で3回目のワクチンを接種に該当する方は、待機なしでそもそも自由の身なんで、当然公共交通機関を利用することもできるということです。
マイルを貯めておきましょう
3月1日からの入国制限の緩和をまとめてみました。以前のように自由に海外旅行へ行けるというわけではないですが、かなりの前進ですよね!
入国制限以外にも海外旅行のハードルがあって、それがまだ日本を発着するフライトが十分ではないんです。
そのため、あまり競争をしていないため航空券が高かったりするんですよ。
そんな時でもマイルがあれば大丈夫。高い航空券を買った人を横目にマイルでお得にコロナ渦でも旅行をすることができます。
まだまだ以前のように充実した便数に戻るまでは時間がかかると思われるので、今からでも遅くないのでせっせとマイルを貯めておきましょう。
さいごに
入国制限の緩和によって、帰国後待機期間なしであれば海外旅行は行きやすくなります。
ただし、日本側だけでなく渡航先の入国条件もしっかりと確認をしておきましょう。
通常ビザ不要の国でもビザが必要だったり、コロナによる隔離が必要だったりする場合もあります。
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