プライオリティパスは、世界の多くの空港ラウンジを利用できる神カードですが、普通に入会するより、クレジットカードの無料付帯がだんぜんお得です。
プライオリティパスを使いこなすための徹底解説とオススメのプライオリティパスが無料で付帯するクレジットカードを紹介します。
プライオリティパスとは
空港ラウンジを利用するためには、ビジネスクラスに搭乗したり、その航空会社の上級会員であることが必要です。
ビジネスクラス・航空会社の上級会員といっても、マイルを使いこなさなければ、庶民では高嶺の花ですよね。
しかし、プライオリティパスがあれば、ビジネスクラスでなくても、航空会社の上級会員でなくても空港ラウンジを利用できます。
たとえLCCのバーゲンチケットだろうが、初めての海外旅行でもプライオリティパスなら威力を発揮します。
国際線の出発前って、免税店で買い物をするのが好きという人でなければ、基本暇ですよね?
私は空港ラウンジを利用する前は、ギリギリに空港に到着する派で搭乗の1時間ぐらい前に平気でいってました。一度国際線で乗り遅れたことがありましたが^^;
空港内のレストランは、けっこうな値段もするので、とりあえず機内食を食べるまで我慢しようかという気持ちにもなりがち。
でも、プライオリティパスを所有して空港ラウンジを利用できると、180度変わります。
快適なソファに座って、お酒は飲み放題で料理は好きなだけ食べられる。
シャワーも完備しているラウンジなら、出発前にさっぱりして飛行機に乗り込むことだってできます。
そんな快適な旅を約束してくれるのがプライオリティパス。
プライオリティパスを持つことで、旅の快適度が数ランク上がるほどの、旅行者にとっては必需品ともいえるものなんです。
プライオリティパスで利用できる国内のラウンジ
プライオリティパスは、2020年4月現在世界148カ国、600を超える都市にある1300カ所以上のラウンジを利用することができます。
もちろん日本国内にも、いくつかの利用できるラウンジ(またはレストラン)があります。
4月1日よりビッグニュースが飛び込んできまして、羽田と成田のANAラウンジが、プライオリティパスで利用できるようになりました。
出張が多いビジネスパーソンでなければ、修行をしてお金や時間、体力までも費やしてようやく入室が許されるANAラウンジが、プライオリティパスを持つだけで簡単に入室許可がおりますw
これは衝撃的で、国内のプライオリティパスで利用できるラウンジは、実はちょっとショボい所も多かったので、強力なANAラウンジが加わったことでがぜん魅力的になりました。
そんな魅力的な国内のプライオリティパスで利用できるラウンジをまとめておきますね。
※関西空港のぼてぢゅうは空港ラウンジではなく、一定の金額以上を飲食できるレストランです。
■東京(Tokyo) 羽田国際空港(Tokyo Haneda International)
第3ターミナル
- ANA Lounge
(Soft Launch)
■東京(Tokyo) 成田国際空港(Tokyo Narita International)
第1ターミナル
- ANA Lounge
(Soft Launch) - IASS Executive Lounge
- KAL Business Class Lounge
第2ターミナル
- IASS Executive Lounge
■名古屋(Nagoya) 中部国際空港(Nagoya Chubu Centrair Intl)
- Centrair Global Lounge
- KAL Lounge
- Star Alliance Lounge
■大阪(Osaka) 関西国際空港(Osaka Kansai International)
第1ターミナル
- Botejyu
■福岡(Fukuoka) 福岡国際空港(Fukuoka Intl)
国際線ターミナル
- KAL Lounge
羽田や成田のANAラウンジが追加の他に気になるのは、関空のKALラウンジが対象外になっています
コロナのため、関空のKALラウンジ自体は休業中ですが、単に短期的な暫定措置であれば良いのですが…。
関空のKALラウンジは混雑が日常茶飯事になっていたので、契約が解除となったのかしれません。アフターコロナでぼてぢゅうが混雑しないか心配。
ぼてぢゅうはプライオリティパスなら、3,400円分まで無料で飲食をすることができます。
普段お好み焼き屋で1人で3,400円なんて食べることはないから、かなり豪華な食事になり、私も数回利用をしましたが満足感が高いですよ!
プライオリティパスでラウンジを利用する方法
プライオリティパスはこんな感じのカードになりますので、プライオリティパスと当日の搭乗券をラウンジの受付に渡します。
受付の方が端末にプライオリティパスを通して、サインをすることでラウンジへの入室ができます。
同伴者については、プライオリティパスの基本はカード所有者本人のみの利用で、同伴者は別途料金が必要です。
クレジットカードの無料付帯のものの場合も多くは本人のみ無料ですが、クレジットカードによっては、同伴者1名ないし2名も無料の場合もあります。
同伴者も利用する機会が多い時は、そのようなクレジットカードの発行や家族カードの発行で利用できるようにするのも方法です。
デジタル会員証について
カードの会員証ではなく、最近ではスマホで表示できるデジタル会員証もあります。
デジタル会員証なら、いちいちカードを持ち歩かなくてすむので便利なのですが、クレジットカード無料付帯のプライオリティパスでは、デジタル会員証に対応をしていない場合もあります。
当サイトイチオシの楽天プレミアムカードの場合は、残念ながら今の所デジタル会員証には非対応です。
プライオリティパスはクレジットカードの特典で
プライオリティパスを直接入会するよりも、クレジットカードの特典でプライオリティパスが付帯する方が、グーンとお得です。
直接入会をすると会員種別にもよりますが、このようにかなりの出費が必要になりますからね。
US$32の利用料金が都度かかるスタンダードでさえ、US$99ですから1万円以上もしますし、プレステージはなんとUS$429(*_*)
これがクレジットカードの無料付帯なら、クレジットカードの年会費だけでOKなのでプライオリティパス入会がかなり格安でできることになります。
プライオリティパスが付帯するオススメのクレジットカード
プライオリティパスが付帯するオススメのクレジットカードを一覧で紹介をします。
カード名 | 年会費 |
---|---|
楽天プレミアムカード | 11,000円(税込) |
JCBゴールド ザ・プレミア | 11,000円+5,500円(ザ・プレミア)(税込)年100万円以上の利用でザ・プレミア分は無料 |
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カード | 22,000円(税込) |
MUFG・プラチナ・アメックス・カード | 22,000円(税込) |
JCBプラチナカード | 27,500円(税込) |
楽天ブラックカード | 33,000円(税込) |
それぞれのカードについてオススメな点を紹介します。
楽天プレミアムカード
まずは、すべての方にオススメできるのは楽天プレミアムカードです。年会費は11,000円(税込)でプライオリティパスのプレステージ会員が手に入ります。
楽天プレミアムカードについては、こちらで詳しく紹介をしています。
楽天プレミアムカードは、最安値でプライオリティパスが手に入れられるクレジットカードで、審査もそれほど厳しくないので多くの方にオススメができます。
JCBゴールド ザ・プレミア
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドカードの年会費11,000円(税込)に加えて、ザ・プレミアのサービス年会費5,500円が必要です。
年会費の総額で16,500円(税込)なのですが、前年の年間利用額が100万円以上の場合はサービス年会費5,500円が無料になります。
つまり、楽天プレミアムカードと同じ年会費なるので互角になりますね。さらに、家族カードまで含めるとJCBゴールド ザ・プレミアがより優位になります。
というのは、楽天プレミアムカードの家族カードは5,500円(税込)ですが、JCBゴールド ザ・プレミアの家族カードは1名まで無料なんですよね。
JCBゴールド ザ・プレミアについての詳しい説明はこちらをご覧ください。
2人でプライオリティ・パスを使いたいということであれば、年間100万円以上の利用を見込めるのなら、JCBゴールド ザ・プレミアがコスパが高くオススメです。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カードは年会費が22,000円(税込)と格安で所有できるプラチナカードです。
プライオリティパスのプレステージ会員の付帯に加えて、アメックスならではの手厚いトラベル・サービスがあるので、旅行好きな人にとってはメリットが多いカードです。
年会費も年間200万円以上の利用があると、半額になり11,000円(税込)で最安値でプライオリティパスを持つことができます。
JALマイルの還元率も1.125%で貯めることが可能で、マイルをたくさん貯められるのもマイラーにとっては魅力があります。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カードの詳しい紹介はこちらのページ。
MUFG・プラチナ・アメックス・カード
MUFG・プラチナ・アメックス・カードも年会費22,000円(税込)で持つことができるプラチナカードです。
プライオリティパスの付帯は本会員だけでなく、家族会員でもOKなんですが、家族会員は1名まで無料なので、本会員の年会費だけでご夫婦のプライオリティパスを持つことは可能なんです。
さらにプライオリティパスでラウンジを利用した際の同伴者の利用料金は、3,000円と他のクレジットカードと比べると格安。
ご家族で旅行に出かける際に空港ラウンジを利用したいということであれば、家族カードを作って、お子さん利用を同伴者で利用すると良いでしょう。
MUFG・プラチナ・アメックス・カードの詳しい紹介はこちらのページ。
JCBプラチナカード
JCBプラチナカードは、JCBプロパーカードで、自己申込みができるカードの中で最も高いステータスのカードです。
年会費は27,500円(税込)と三井住友プラチナカードの半額と意外にもそれほど高くありません。
プライオリティパスの付帯は本会員のみで、家族会員には付きません。
ただ、同伴者料金が2,000円とかなりお安いので、ファミリー層にはむしろお子さんも含めて使いやすいかも。
空港ラウンジだけでなく、USJや京都駅でラウンジが使える点も魅力があります。
JCBプラチナの詳しい紹介をこちらのページ。
楽天ブラックカード
楽天ブラックカードは、プライオリティパスを格安で発行できる楽天プレミアムカードのさらに上位の楽天カード最上位に位置します。
年会費は33,000円で、発行されるプライオリティパスは同伴者2名が無料になるのが魅力的です。
アメックス・センチュリオンも同じように同伴者2名が無料なのですが、あちらは年会費が10倍以上必要ですし、入会金も50万円を超えます。
プライオリティパスの価値だけで比べると、コスパ的には圧倒的に楽天ブラックカードが優れています。
インビテーションが必要なのですが、利用実績を積み上げていつかは持ちたいカードですね。
楽天ブラックカードの詳しい紹介はこちらのページ。
まとめ
プライオリティパスを使いこなすための方法について紹介をして、オススメのクレジットカードをいくつかピックアップしています。
プライオリティパスを価値におくとして、こんな感じの目安でクレジットカード入会を検討してみてはいかがでしょう。
- 一人旅が多い・クレカの年会費を節約したい・カードはあまり使わない → 楽天プレミアムカード
- 夫婦や恋人など2人での旅行が多い・クレカの年会費を節約したい・カード利用年間100万以上 → JCBゴールド ザ・プレミア
- 一人旅が多い・クレカの年会費を節約したい・カード利用年間200万以上・アメックスが良い・JALマイルも貯めたい → セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス・カード
- 旅行は夫婦か家族と・プラチナカードのサービスが魅力 → MUFG・プラチナ・アメックス・カード
- 旅行は家族で・プラチナカードのサービスが魅力・テーマパークが好き・京都が好き → JCBプラチナカード
- 楽天経済圏にどっぷりハマりたい・旅行は家族やグループで行く時が多い・なかなか手に入れられないものに執念を燃やすw → 楽天ブラックカード
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