三井不動産ホテルマネジメントが展開する三井ガーデンホテルの会員制度が、2021年4月1日から新たに生まれ変わります。
三井ガーデンホテルは、アッパー系ビジネスホテルとして評価も高いので、定宿にしている方も多いですよね。
新しい会員制度は、「MGH Rewards Club」。なんだか外資系ホテルグループの会員プログラムのような名称ですが、実際のお得度はどうなのでしょうか?
従来の会員プログラムと比べて、特典やメリットは多くなったのかどうかも検証してみます。
MGH Rewards Club2021年4/1誕生
三井不動産ホテルマネジメントが展開する3ブランドのホテル(ザ セレスティンホテルズ、三井ガーデンホテルズ、sequence)共通で利用できる新会員制度「MGH Rewards Club」が2021年4月1日に誕生します。
現在の会員制度「MGHメンバーズ」も、特典やメリットが渋い国内ホテルグループの中では、まずまずお得だったのですが、新しい会員制度はどうなんでしょうか?
従来の会員プログラムの特典やメリットを簡単に説明をすると、次のようなものがありました。
- 会員価格とベストプライス保証
- 5%のポイント還元
10,000円利用で500ポイントが貯まり、1,000ポイントを貯めることで三井ガーデンホテルの朝食引換券に交換をすることができました。
10,000円のホテルに宿泊をすれば、2回で朝食が無料という感じなのですが、三井ガーデンホテルズなど3つのホテルの朝食はクオリティも高いし得した気分。
朝食を重視する人にとっては以前の会員制度も良かったのですが、新会員制度「MGH Rewards Club」の特典やメリットはどうなのでしょうか?
「MGH Rewards Club」の特徴
2021年4月1日に開始される新しい「MGH Rewards Club」の特徴について、簡単に説明をするとこんな感じになります。
- 会員ランクによるステージ制とステージに応じた多彩な特典
- 朝食無料クーポン(2・5・10泊目の滞在後にプレゼント)
- 貯まったポイントは、ハレクラニ沖縄など三井不動産グループが運営する一部のリゾート施設でも利用可能
パッと見て、ハレクラニ沖縄で利用できるようになったことに、興味を湧く人も多いんじゃないでしょうか?
「MGH Rewards Club」の特典やメリットについて、その詳細を紹介します。
「MGH Rewards Club」の特典やメリット
「MGH Rewards Club」の特典やメリットは、ひとことでいうと従来の会員制度よりもパワーアップしたといえますが、どんなものがあるのでしょうか?
ステージ制
「MGH Rewards Club」は入会金・年会費無料で入会ができますが、入会するとブロンズ会員でスタートをします。
「ブロンズ」はエリートステータスで使う例もあるので、ちょっとややこしいですね^^;
「MGH Rewards Club」では、次のように4つの会員ステージと達成基準に区別されます。
- ブロンズ 2,500ポイント未満かつ5泊未満
- ゴールド 2,500ポイント以上または5泊以上
- プラチナ 20,000ポイント以上または20泊以上
- ダイヤモンド 40,000ポイント以上または40泊以上
まずは2,500ポイントの獲得か5泊以上が一つのハードルになりますが、それぞれの特典やメリットでそのステージを目指すべきかどうかが決まるでしょう。
なお、ポイントは公式サイトからの予約や直接ホテルに電話での予約に対して、100円(税別)につき5MGHポイントが貯まりますが、ゴールドステージからはポイント還元率が10%にアップします。
つまり、ゴールドステージ以上は、100円(税別)につき10MGHポイントが貯まるわけです。
ブロンズからゴールドになるための2,500ポイントを貯めようと思うと、50,000円以上の出費が必要ですが、宿泊するホテル、曜日や時期によっては、圧倒的に泊数でクリアする方が楽です。
例えば、三井ガーデンホテル淀屋橋で検索をかけてみると、こんな感じで5,000円以下の日が多く見られます。
アフターコロナで宿泊レートが高騰しない限りは、泊数で稼ぐのが良さそうですし、修行をしてでもちょっと上級会員を目指してみようかという色気もでてきそう。
仮に1泊5,000円だとすれば、最上級ステージのダイヤモンでも20万円ぐらいで達成することになります。
さらにGotoキャンペーンが、タイミングよく始まってくるようなことがあれば、スゴイことになりそう。
ステージアップとダウンについて
ステージを決める年度は、4月1日~翌3月31日が基準になります。カレンダー基準とは違う点は注意ですね。
年度内にポイント数 または宿泊数が、上位のステージ基準を満たした場合は、翌年度(4月7日)よりステージアップします。なお、一度に2ステージ以上アップすることも可能です。
また、年度末を待たずに基準を満たした場合は、翌月7日より先行してステージアップ。 ←ここ重要
ステージダウンについては、年度内にポイント数 または宿泊数が元のステージ基準を満たさない場合は、翌年度(4月7日)よりステージダウン。
なお、ステージダウンは1ステージずつとなるようです。 ←ここ重要
ダイヤモンドになっておいて、その次の年の宿泊数が少なくてもプラチナに留まれるということですね。
隔年で修行や計画的に宿泊するのも良さそうな感じがしますね。
ステージに応じた特典
「MGH Rewards Club」では、ステージに応じた特典が用意されています。
ぶっちゃけいうと、特典自体はあまり多くありませんが^^;
ゴールドからがポイント10%になり、プラチナからアーリチェックインとレイトチェックアウトが可能になります。
それぞれ+1時間と短く、やや残念ですが…
ダイヤモンドになると、いつでも無料朝食の特典はメリットが大きいですが、修行をしてまで目指すよりも、そもそも朝食付プランをつけたほうが良いような感じもします。
ステージ別のお得な宿泊プランが、どんなものかは気になるところですが、超お得なプランというほどでもないような気はします。
朝食無料クーポン(2・5・10泊目の滞在後にプレゼント)
2・5・10泊目の滞在後にプレゼントされる朝食無料クーポンはウレシイ特典で、すべての会員ステージが対象です。
この朝食無料クーポンは、全ホテルで利用可能なので、朝食が高めのホテルで利用するとお得度が上がります。
また、ポイントを朝食券にも交換ができるようですが、ポイント交換の場合は、三井ガーデンホテルズ・ザ セレスティンホテルズ・sequenceのブランド別朝食券になります。
必要なポイント数は、現時点では公式ページで明らかになっていません。
ただ従来のままだと三井ガーデンホテルズが1,000ポイント、プレミアホテルなどで利用できるプラチナ朝食券が1,500ポイント、ザ セレスティンホテルズが2,000ポイントでした。
1日1食派の私にとっては、朝食が無料になる機会が多くなるので、この対応はウレシイですね。
ハレクラニ沖縄泊まっちゃう?
「MGH Rewards Club」で人によっては、強烈なインパクトがあるのが、ハレクラニ沖縄で貯まったポイントを利用することができるという点。
憧れのホテルに一度は泊まってみたいという人も、多いのではないでしょうか。
プレミアム宿泊券25,000円が、20,000ポイント。50,000円が40,000ポイントで交換ができます。
また、プレミアオーシャンビュールームの宿泊招待状(食事なし)が70,000ポイントで交換可能。
利用するかどうかは別として、あのハレクラニに泊まることが、少しでも近くなるのは夢があります。
さいごに
三井ガーデンホテルズなどの新しい会員プログラム「MGH Rewards Club」は、従来の会員プログラムと比べると、特典やメリットも増えて利用しやすくなっています。
まずはポイント還元が倍の10%になるゴールドがターゲットですが、翌年の宿泊状況にかかわらずステージダウンは1ステージにとどまるため、プラチナまでを目指したいという気にもさせてくれます。
ホテルステイで朝食や大浴場に魅力を感じる私にとっても、修行をするかどうかまで考えてしまいます。
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