3月9日よりアメックスに新しいカードが誕生しました。
旅行好きの方々も以前から注目をしていた、あの「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」がついにラインナップされました!
気になるヒルトンアメックスの入会キャンペーンやカードとの特徴について紹介をします。
ヒルトンアメックスカード誕生
「ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード」(以下ヒルトンアメックス)はヒルトンホテルとアメリカンエクスプレスカードが提携をしたクレジットカードです。
ヒルトンは以前は三井住友VISAカードと提携をして、クレジットカードがありましたが、2020年に廃止され、新しい提携カードの誕生が待たれていました。
そして今回ついにヒルトンアメックスが誕生したわけです。
ヒルトンアメックスの特徴
旅行大好き、ラグジュアリーホテルが大好きな人には特に気になると思うのですが、ヒルトンアメックスはどんなカードなのでしょうか?
カードは2種類
ヒルトンアメックスはつぎの2種類のカードから選ぶことができます。
- ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード
- ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード
プレミアムカードがより上位のカードになりますが、年会費や特典などスペックは大きく変わります。
今回は基本カードのヒルトンアメックスの基本スペックを紹介して、別の記事にてプレミアムカードの基本スペックを紹介します。
ヒルトンアメックスの基本スペック
ヒルトンアメックスカードの基本スペックはこんな感じ。
- 年会費 16,500円(税込)
- 家族カード 1枚目無料、2枚目6,600円(税込)
- ポイント制度 利用に応じてヒルトン・オナーズポイントが積算
- ポイント還元率 一般利用 100円につき2ポイント ヒルトンでの利用 100円につき3ポイント
- ポイント有効期限 15ヶ月(ポイントを獲得すれば延長されるため実質無制限に近い)
基本スペック以外にも様々な魅力があるヒルトンアメックスですが、なんといってもヒルトンのエリートステータスを得られるのが一番の特徴です。
カードを保有するだけでゴールドエリート
ヒルトンアメックスの魅力は、カードを保有するだけでヒルトンのゴールドエリートステータスになれることです。
通常ヒルトンのゴールドになるためには、年間20滞在もしくは40泊が必要なのですが、出張が多いビジネスパーソン以外だとクリアするのはちょっと苦しい条件です。
しかし、これがヒルトンアメックスを持つだけで手に入れられるわけですから、このクレジットカードの最大の魅力でしょう。
ヒルトンのゴールドステータスの主な特典はこんなものがあるので、より優雅にヒルトンホテルを利用することができます。
- 無料の客室アップグレード
- 80%のボーナスポイント
- 無料朝食(会員と同室に宿泊の1名まで)
- 無料のボトルウォーター2本
- レイト・チェックアウト
- 2人目の宿泊無料
特典の中で一番魅力的なのは、無料の朝食、しかも2名分ですからこれは大きいです。
ヒルトンのようなラグジュアリーホテルの朝食は豪華で美味しいけど、それだけの料金なので2名分が無料になるとすごくお得なんですよ。
また、客室アップグレードでより高いお部屋に泊まれて、しかもレイトチェックアウトが利用できれば、滞在の満足度も高いですよね。
ウィークエンド無料宿泊特典
ヒルトンアメックスの大きなメリットが、次のウィークエンド無料宿泊特典です。
ウィークエンド無料宿泊特典は、カード保有だけで認められる特典ではなく、年間で合計150万円以上ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードを利用し、カードを継続することが必要です。
ウィークエンド無料宿泊というと、インターコンチネンタルアンバサダーの特典を思い出す人もあるかと思うのですが、あちらは週末の2連泊の滞在のうち1泊だけが無料です。
一方、ヒルトンアメックスのウィークエンド無料宿泊特典は、金、土、日の宿泊の1泊が対象となります。
しかも週末の宿泊なら、いつでもOKで特にブラックアウトや利用除外日もありません。
無料宿泊特典は、世界中のヒルトン・オナーズのホテルで利用できますが、コンラッドなどのより高級のホテルでも利用ができます。
例えばコンラッド東京やコンラッド大阪になると、週末土曜日の宿泊レートは跳ね上がりますし、クリスマスやGWのような超繁忙期なら、軽く10万円を超えたりします。
これだけで年会費の何倍もお得な特典なので、年間利用が150万円というのは少し厳しいですが、お得な特典ですから活用をしたいです。
ウィークエンド無料宿泊特典は、素晴らしい特典ですが、本会員だけが対象で家族カード会員は対象外になります。
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン入会が実質無料
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)は、ヒルトンの日本国内のホテルと韓国の2つのホテルで、割引などの優待が受けられる特典プログラム。
詳しい特典の内容は、こちらのページで紹介をしています。
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンの年会費は、通常25,000円(税込)ですが、ヒルトンアメックスに入会をすると、初年度の年会費が10,000円(税込)になります。
HPCJの特典で、国内HPCJ対象ホテルで使える5,000円割引券×2枚(計10,000円分)がプレゼントされます。
つまり、この割引券を考えると、ヒルトンアメックスの入会で、実質無料でヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンにも入会ができるわけです。
また、入会だけでなく2年目以降の更新でも、HPCJ会員資格の有効期限までに手続きすると、HPCJ年会費は10,000円(税込)で更新ができるんです。
HPCJ更新時でも、5,000円割引券×2枚はプレゼントされますので、結局更新も実質無料になります。
そのため、ルールが変わらない限りヒルトンアメックスを保有する限り、ずっとヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンも実質無料で会員資格を持つことができるんです。
なお、この特典ですが本会員だけでなく、家族カード会員でも適用されます。
マイルはあまり貯まらない
ヒルトンアメックスは、一般の利用が100円につき2ポイントで、ヒルトンでの利用が100円につき3ポイントになります。例えば10万円をヒルトンで利用したとすると3,000ポイントが貯まります。
ヒルトンのポイントは、ANA・JAL・他外資系マイレージなど40社以上のマイルと交換ができますが、交換レートは10ポイント=1マイル相当で交換ができます。
つまり、3,000ポイントはたった300マイルなので、10万円をヒルトンホテルのポイントアップで利用をしても、少ないマイルしか貯まりません。
これがSPGアメックスですと、同じ3,000ポイントが貯まりまして、マイルの交換レートが3ポイント=1マイルなので、1,000マイル貯まります。
つまり、ヒルトンアメックスは、SPGアメックスの3分の1以下しかマイルが貯まりません(SPGアメックスは60,000ポイントをまとめてマイルに交換すると5,000ポイントのボーナスもありますし)。
マイルを貯めるのには、まったく向いていないカードなので、ヒルトンのポイントを貯めるだけ、もしくはカードを利用せずにゴールドステータスだけを手に入れるという感じになりそう。
ヒルトンアメックスの入会キャンペーン
ヒルトンアメックスの入会キャンペーンですが、入会後6ヶ月以内のカード利用でヒルトン・オナーズ合計25,000ポイントが獲得可能になっています。
- 入会で2,000ポイント
- 入会後1か月以内にカード利用10回で3,000ポイント(1回の利用額は1,000円以上)
- 入会後3ヶ月以内に30万円のカード利用で10,000ポイント
- 入会後6ヶ月以内に75万円のカード利用で10,000ポイント
以上の条件をみたすと、最大25,000ポイントが入会ボーナスとして獲得できるわけです。
マイルと考えると、25,000ポイントはたった2500マイルなので戦意喪失してしまいそうです^^;
ただ、ヒルトンのポイントで無料宿泊をすると、1ポイント=1円程度の価値を作ることも可能なので、ヒルトンをこれからたくさん利用したい人にだけ向いているカードです。
モッピーでポイントゲット
モッピーでは、ヒルトンアメックスの申込みで1,000ポイントを獲得できます。
入会特典のポイントでヒルトンの宿泊特典で利用をして、モッピーのポイントはマイルに交換するとほとんどお金を使わない旅行も可能です。
モッピーの入会がまだの人には、この機会にまずはモッピーを利用しましょう。
入会は無料で、簡単なので今すぐ申込み。他にもたくさんの広告があるのでマイルに交換することで、何度も旅行に出かけることができます。
さいごに
ヒルトンアメックスですが、年会費16,500円(税込)と他のアメックスカードと比べると格安に保有することができます。
最大の特典は、ヒルトン・オナーズのエリートステータスのゴールド会員がヒルトンアメックスを保有するだけでなれることです。
ヒルトンのゴールドステータスは、マリオットのゴールドステータスとは異なり、2名分の無料の朝食がつきます。ウィークエンド無料宿泊特典も魅力がある特典なのですが、年間150万円の利用がかなりネックです。
マイルを考えると、ヒルトンアメックスは還元率はあまり良くありませんので、できれば他の還元率の高いカードを使うべきですからね。
ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパンが実質無料で会員になれますので、ヒルトンを多く利用する人にはとてもお得なクレジットカードです。
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