ANASFCメンバーの1日1食派マイラーですが、今までANAマイルをいろんな特典に交換をしてきました。
マイルは特典航空券への交換がやはり一番お得なのですが、私は今まで国際線特典航空券ばかりで、一度も国内線特典航空券に交換したことはありません^^;
国際線特典航空券で国内線の切り込みがお得なんで、なかなか国内線特典航空券を使いたい気持ちにならなかったんです。
ただ、最近はコロナの影響もあって、国際線特典航空券を使いたくてもあまり使えません(T_T)
そもそもまだまだ気軽に海外へ行くという感じでもないですし、そこでマイルの使いみちとして国内線特典航空券が浮上。
利用するにあたっては、しっかりと基本を知ることが重要なので、ANA国内線特典航空券のルールと使い方をまとめてみました。
予約~変更~キャンセルについてルールを知っておくと、急な対応も安心ですね。
ANA国内線特典航空券はいつから予約できるの?
特典航空券がいつから予約ができるかを知っておくことは、とても大事ですよね!
いつから予約ができるかですが、ズバリ航空券が発売された直後からです。
なんだか分かりにくいかもしれませんが、現在ANAの国内線航空券は、年2回の運航ダイヤ期間ごとに一斉に発売されるんです。
運航ダイヤは、「夏ダイヤ」と「冬ダイヤ」に分かれており、こんな感じで発売されることになるんです。
- 夏ダイヤ(3月下旬~10月下旬)搭乗分 : 1月下旬頃発売予定
- 冬ダイヤ(10月下旬~翌年3月下旬)搭乗分 : 8月下旬頃発売予定
例えばGWの4月30日の航空券を予約したいと思うと、当然超繁忙期なので特典航空券も争奪戦ですよね!
4月30日は夏ダイヤになるので、1月下旬頃に航空券の発売が開始され、特典航空券の予約も入れることができるようになります。
特典航空券が争奪戦になりそうな時の予約は、特にこの航空券の発売時期をしっかりと頭に入れておいて、発売時期が近づいたら予約開始日を確認ですね。
また、例えば9月10日にANA国内線特典航空券を予約しようと思うと、この日は冬ダイヤの搭乗分が発売されているので、その年の10月下旬から翌年3月下旬までの特典航空券の予約が可能ということです。
いつまで予約ができる?
いつから予約できるのと逆で、いつまでの予約が可能かというと、特典航空券は搭乗日の前日まで予約が可能です。
特典航空券は、かなり直前まで予約が可能なので、旅割などの早期割引運賃と比べると、それだけ価値が高いといえます。
ただ、当日の予約はできませんし、空席待ちができないことも注意してください。
※ダイヤモンドメンバーは空席待ちが可能
特典航空券の予約
ANA国内線特典航空券の予約は、電話でもできますがANA公式サイトからWEB予約が便利です。
必要マイル数は、基本は1区間5,000マイルから。《シーズン》+《搭乗区間》によって必要なマイル数は異なってきます。
シーズンは次の3つで、ローシーズンが一番必要マイル数が少なく、ハイシーズンが多くなります。レギュラーシーズンはその中間。
- L(ローシーズン)
- R(レギュラーシーズン)
- H(ハイシーズン)
搭乗区間は次のように区間マイルでカテゴリー分けをされています。
- 0~300マイル区間
- 301~800マイル区間
- 801~1,000マイル区間
- 1,001~2,000マイル区間
この2つの条件をかけ合わせたものがこちらのマイレージチャート。
マイレージ(1区間) | L(ローシーズン) | R(レギュラーシーズン) | H(ハイシーズン) |
---|---|---|---|
0~300マイル区間 | 5,000 | 6,000 | 7,500 |
301~800マイル区間 | 6,000 | 7,500 | 9,000 |
801~1,000マイル区間 | 7,000 | 9,000 | 10,500 |
1,001~2,000マイル区間 | 8,500 | 10,000 | 11,500 |
それぞれの区間ごとの発着路線はこのような感じになっています。
0~300マイル区間の発着路線
東京 | 秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪 |
---|---|
大阪 | 萩・石見、松山、高知、福岡、大分、熊本、宮崎 |
名古屋 | 新潟、松山 |
札幌 | 利尻、稚内、女満別、根室中標津、オホーツク紋別、釧路、函館、青森、秋田 |
仙台 | 小松 |
福岡 | 対馬、五島福江、宮崎 |
長崎 | 壱岐、五島福江、対馬 |
沖縄 | 宮古、石垣 |
301~800マイル区間の発着路線
その他の発着区間
801~1,000マイル区間の発着路線
東京 | 沖縄 |
---|---|
大阪 | 石垣、宮古 |
静岡 | 沖縄 |
名古屋 | 沖縄、宮古 |
札幌 | 福岡 |
1,001~2,000マイル区間の発着路線
東京 | 石垣、宮古 |
---|---|
名古屋 | 石垣 |
札幌 | 沖縄 |
沖縄 | 仙台、新潟 |
301~800マイル区間の発着路線以外を覚えれば完璧ですね。
短距離路線は、東京と大阪はけっこう多いのですが名古屋は少ない^^;
なお、シーズンが異なる場合、つまり1区間目と2区間目のシーズンが違うという時は、各シーズンの必要マイル数を合算することになります。
ちょっと誤解をされがちなのが、1区間での予約もできまうし、2区間で予約を入れるとしても、必ず往復にしないといけないわけではありません。
例えばこんな感じでもOKです。
- 連続する2区間 札幌⇒東京、東京⇒宮崎
- 連続しない2区間 東京⇒札幌、大阪⇒鹿児島
- 連続しない2区間 大阪⇒東京、大阪⇒東京
往復ともに沖縄(那覇)での乗り継ぎをして離島路線(例えば那覇⇒宮古・石垣など)利用する場合は、4区間での利用も可能です。
予約の変更
ANA国内線特典航空券は予約の変更も可能です。
ただし何でもかんでも変更できるわけではなく、変更できるのは日時のみ。
搭乗区間、搭乗者の変更もできませんし、搭乗区間を逆方向にする変更もできません。
例えば、
「羽田→伊丹」の特典航空券を「羽田→札幌」に変更はできませんし、「伊丹→羽田」に変更もできません。
また、変更は「変更希望便出発日の前日かつご予約便の出発前まで」が可能になっています。
ちょっと分かりにくい表現ですが、元々の予約便が出発した後からの変更はできませんし、当日の便への予約もできないんです。
以前は、空席があれば搭乗日当日でも、予約していた便より早い便へと予約が変更ができたんですが、ちょっと改悪されました。
予約が変更できない場合は、元々の特典航空券をキャンセルをして再度予約を取りなおさないといけません。
○発着空港の変更について
東京と大阪の発着路線では、「羽田空港と成田空港」、「伊丹空港、関西空港、神戸空港」が同一発着地と扱われます。
そのため、「成田→伊丹」の特典航空券を「羽田→関空」や「羽田→神戸」への変更は可能です。
予約のキャンセル(払い戻し)
自己の都合による予約のキャンセルは、すべての区間で未使用の場合には可能です。
例えば往復で予約・発券をした特典航空券について、すでに往路を利用している場合には、キャンセルをすることができません。
ただしキャンセルしてマイルの払い戻しといっても、まったくの無料というわけではなく、払い戻し手数料が必要なんです^^;
手数料は現金ではなく、1名1区間につき3,000マイル!
日頃マイルの価値を高めに考えているのなら、この手数料はかなり痛いです!
有効期限間際のマイルには注意
特典航空券をキャンセルすると、マイル口座にマイルが返却されることになりますが、返却時にすでに有効期限過ぎたマイルは返却はされません。
マイル有効期限間際の特典航空券の予約は、マイル失効も気をつけないいけませんね。
さいごに
国際線の特典航空券がなかなか使えませんし、まだまだ海外旅行に気軽に行くことができないのもしばらく続きそうですよね。
マイルを温存しておくのも悪くないですが、この機会にANA国内線特典航空券を利用して国内旅行に出かけるのも良いですね。
特典航空券発券前には、しっかりとルールを確認しておくと、変更やキャンセルでも慌てないですね。
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