「JR西日本どこでもきっぷ」関西も登場し再発売開始　価格や期間・使い方のまとめ

鉄道のお得な切符やパスが続々と登場していますね。

マイラーなんで基本飛行機の方が良く利用をしますが、緊急事態宣言が開けて飛行機の方はちょっと値上がり気味。

こうなると鉄道のお得度が目立ってしまうのですが、中でも注目度が高いのが昨年好評だったJR西日本の乗り放題切符。

今年4月に発表をされ期待された「JR西日本 どこでもきっぷ」ですが、コロナ渦で批判を浴びて発売を見合わせ。

緊急事態宣言が解除されたことによって、幻のお得なきっぷが10月に発売されるようになりました。

お得なきっぷには種類や期間などが異なり、使い方もちょっと注意点があります。

「JR西日本どこでもきっぷ」 と「JR西日本関西どこでもきっぷ」

どこでもきっぷですが、大きくわけて「JR西日本 どこでもきっぷ」と「JR西日本 関西どこでもきっぷ」の2種類があります。

青春18きっぷは安くてお得なきっぷなんですが、時間がかかるし体力も必要でけっこう疲れるんです^^;

一方どこでもきっぷは、新幹線や在来線特急列車も利用できますから、スピーディーで快適に移動ができるんですよね。

どこでもきっぷの基本情報やルールについては詳しく紹介をしますが、まずは大きなメリットが青春18きっぷのように普通列車に乗り放題とは異なり、フリーエリアでは新幹線や特急も乗り放題になるんです(≧▽≦)

ただし、乗り放題になる列車に関してはちょっと注意が必要なんで、のちほど詳しく説明をしますが、まずはフリーエリアについて確認をしていきます。

フリーエリア

2つのどこでもきっぷですが、乗り放題になるフリーエリアが異なりますので、まずは確認しておきます。

フリーエリアは、JR西日本 どこでもきっぷが、

JR西日本全線＋智頭急行＋JR西日本宮島フェリー

こちらはわかりやすいですね。

ちなみに智頭急行は、「ちずきゅうこう」と読みますが、兵庫県の上郡駅と鳥取県の智頭駅を結ぶ智頭線を運営している鉄道会社。

JR西日本 関西どこでもきっぷは、ちょっとややこしくて一般的に考える関西エリアよりも広い区間の関西ワイドゾーンがフリーエリアになります。具体的にはこんな感じ。

敦賀、米原、柘植、新宮以西、鳥取、津山、総社、倉敷以東のJR西日本全線＋智頭急行

やや中途半端な感じがありますが、鳥取まで行くことができるのはちょっと魅力でしょうか。

どこを旅行をしたいかによって、まずはターゲットとなるどこでもきっぷが変わりますね。

なお、乗り放題になるエリア以外では運賃・料金（特急券など）が別途必要になります。

発売期間と利用期間

2つのどこでもきっぷですが、発売期間と利用期間が異なりますので、こちらも確実にチェックです。

注意点としては、発売期間ならいつでも良いというわけではなく、購入は出発日1か月前から7日前まで。

けっこうな期間前に購入をしなければならないのがちょっとネックですね。

また、利用期間は終了日が12月26日のため、2日間用が12月25日出発分まで、3日間用は12月24日出発分まで発売されることになります。

価格と発売箇所

「JR西日本 どこでもきっぷ」・「JR西日本 関西どこでもきっぷ」 の価格は2日間用と3日間用で以下のようになっています。

料金がどれだけお得かというと、例えば大阪から出雲市駅まで新幹線と特急やくもを乗り継いで普通に購入をすると片道10,000円ぐらいなんです。

つまり、大阪から出雲までの旅行をすると簡単に元を取れてしまうわけです。

しかもフリーエリア内は乗り降り自由なんで気にせず鉄道を利用できるメリットもあります。

発売箇所はまず注意しなければいけないのが、どこでもきっぷはみどりの窓口では販売していないです。

では、どこで購入できるかというと、次の2つなんです。

なお、「JR西日本 どこでもきっぷ 2日間用」 の販売は旅行会社だけになっている点も注意点です。

昨年大人気だった「どこでもドアきっぷ」は、旅行会社でホテルがセットになったツアーを購入することでどこでもドアきっぷも含めてGotoトラベルキャンペーンの割引対象になったんです。

ただ、今回はGotoが休止しているので、今の所は旅行会社で購入する大きなメリットはありません。

この後、紹介をする座席指定の注意点などを考慮して、お好きな方で購入をすれば良いかなとは思います。

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利用条件と座席指定の注意点

利用条件でまずは確認をしたいのが1人でも利用が可能という点。

お得なきっぷによっては、2人での利用が前提のものがありますが、一人旅でも大丈夫なんです。

ただし、こども用のみの購入・利用はできませんので、おとなが同伴しないといけません。

どこでもきっぷは、新幹線や特急列車も乗り放題になるのですが、普通車指定席が6回まで利用できます。

なお、フリーエリア内でも特に注意をしたいのが大阪～米原間の東海道新幹線。

東海道新幹線は、どこでもきっぷでは乗車することはできないので、別途運賃・料金が必要になります。

その他では、寝台特急のサンライズ瀬戸・出雲はのびのび座席を含めて、フリーエリア内でも全て利用ができません。

また、IRいしかわ鉄道線の金沢～津幡間、あいの風とやま鉄道線の富山～高岡間は、JR西日本線へ通過利用する場合に限り利用できます。

当該区間以外の区間を乗車した場合（当該区間内の両端の2駅を除く駅で下車した場合、当該区間を越えてIRいしかわ鉄道線またはあいの風とやま鉄道線に乗車した場合など）は、別に全乗車区間の運賃･料金が必要となります。

座席指定の注意点

「e5489」で購入をした場合は、 座席指定の取り扱いは次のようになります。

わりとシンプルで分かりやすいですし、手軽にできるのも良い点ですね。

一方旅行会社で購入をした場合は、座席指定はちょっと複雑になります。

旅行会社での購入時に「指定席交付記録券」を渡されます。

指定席交付記録券を使って、JR西日本管内と福岡県・佐賀県内の主な旅行会社やJR西日本の主な駅のみどりの窓口で座席指定ができます。

また、旅行会社で購入の場合、みどりの券売機プラスでは指定席交付はできませんので注意です。

座席指定の変更

座席の指定やちょっとややこしいのですが、それ以上に複雑なのが座席指定の変更です。

座席指定の変更についても、 「e5489」で購入をした場合と旅行会社で購入をした場合とでは取り扱いが異るんです^^;

まず、e5489で購入の場合、きっぷ受取前ですと、予約されている行程で最初に出発する指定列車の出発時刻までなら指定列車の変更が可能です。

ただし、きっぷ受取後や、最初の指定列車の出発時刻後は、指定列車の変更をすることはできません。

旅行会社で購入の場合は、使用開始前（最初の指定列車の出発時刻前）であれば、回数に制限なく、きっぷを購入した旅行会社店舗で座席指定の変更をすることができます。

ただし、きっぷの使用開始後は、指定列車の変更はできない取り扱いになっています。

普通車指定席は6回まで利用をすることができるのですが、最初に6回すべて指定しまうと、きっぷの使用開始後はこのような取り扱いで6回とも変更はできなくなるわけです。

旅程がガチガチに決定しているのではなく、ある程度自由に旅行をしたいのであれば、予約回数をいくつか残しておくのもひとつの方法です。

きっぷ受け取り後または使用開始後でも、未指定分に関しては追加予約をすることができるので、急な予定変更にも対応はしやすいメリットもあるでしょう。